2018年12月25日火曜日

今年もあとわずか。本年もお世話になりました。

心せわしい年の暮れ、皆様いかがお過ごしでしょうか。

広島大学歯科矯正学教室の関係者様におきましては(OBの先生方、協力病院の先生方、業者の方々、学生さん、患者様・・・など本年度お付き合いのありましたみなさま)、本年度大変お世話になりました。

今年は歯科矯正学教室50周年記念事業、そして谷本教授就任5周年など節目のイベントも多く、たくさんの方と交流できた1年だったと思います。来年は歯科矯正学教室は、中四国地域の拠点病院として良質な矯正歯科医療の提供、さらなる研究の推進など、医局員全員で協力して進んで参りたいと思います。

来年も歯科矯正学教室、広島大学矯正歯科をどうぞよろしくお願いいたします。

皆様にとりまして幸多き一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

2018年11月28日水曜日

平成31年度 矯正入局者募集のお知らせ (入局試験間近です)

若手歯科医師の皆様
平成31年度歯科矯正学教室入局者募集のお知らせです。

広島大学病院矯正歯科で矯正歯科治療を学んでみませんか?
当科では矯正歯科治療のスペシャリストを以下のように考えています。

①歯科矯正学を生物学的にとらえるBioⅮentistであること
②自分で疑問点を解決する能力
③矯正歯科専門医として正しい診断、治療が行えること


当科では上記の目標を達成するために、
1.大学院生としての4年間のプログラム→上記①,②のため
2.日本矯正歯科学会の認定医育成要綱に沿った5年間+αの研修プログラム(認定医取得)コース→上記③のため
を設置しています。

歯科医師として1つの専門分野を持つこと、またそれを深く探求することは、長い歯科医師人生の中で心の支えとなり、また自信となります。

矯正歯科は単に歯を並べるだけではありません。
近年では無理な治療計画、間違った治療手技のため、体への大きな為害作用を与えてしまい、医療訴訟となるケースが多数報告されています。間違った矯正歯科治療は患者さんのたいへんな不利益となります。

奇麗な歯並びは様々な口腔機能の改善だけでなく、口腔の健康を通じて患者さんの考え方ひいては人生までも影響を与え、QOLを高めます。また矯正歯科治療は長期にわたるため、お子さんの人生を丸ごと引き受けるような責任感とやりがいが感じられる仕事でもあります。

若い歯科医師の皆様。ぜひ私たちと歯科矯正学を学びませんか?
また当科では季節や仕事の節目ごとに旅行や打ち上げ、懇親会などを行っており、内外様々な方々と交流を楽しむイベントもあります。
やる気のある先生方からのご連絡を心よりお待ちしています。

連絡先は以下となります。

募集人数:若干名
試験科目:筆記試験、面接 (筆記用具持参のこと)
提出書類:履歴書、成績証明書
日時:後期 12月中旬
場所:広島大学歯学部C4 階歯科矯正学講座 実習室
連絡先:〒734-8553 広島市南区霞 1-2-3 広島大学大学院医歯薬保健学研究院 応用生命科学部門 (歯科矯正学)
医局長:上田宏 milm@hiroshima-u.ac.jp
入局希望の方は、上記連絡先まで、メールにてご連絡ください。



男女半分づつ、本当に仲の良い医局です

2018年9月10日月曜日

広島大学 歯科矯正学講座開講50周年記念

2018年7月16日の海の日に、
この教室の開講50周年を記念して、同門会主催で記念講演および記念パーティーが開催されました。

この教室の開講50周年を迎えれましたのは、これまで歯科矯正学講座を支えてくださった諸先輩の先生方、また大学関係者の方々、関連業者の方々、みなさまのお力添えの賜物です。

この記事を書いている私はまだ入局10年にも満たないため、50周年と聞くと、圧倒される気持ちです。
それとともに、この会を通して、たくさんの諸先輩方が同じ学び舎で学び、大学院研究や治療などで同じようにみな苦悩し、汗水流してきたんだろうなぁと思うと、とても感慨深いです。

そしてその一員となり大きな歯科矯正学講座の時代の歯車の一つとなっていることを実感して、身の引き締まる思いでした。

ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
今後とも引き続きよろしくお願いいたします。





恒例となりました万歳三唱


医局員一同、今後ともよろしくおねがいします!!!


記事:堀江

2018年8月31日金曜日

第一回 口蓋裂合同カンファレンス 

2018年7月13日に、
口蓋裂センターにかかわる医科、歯科、すべての診療科にご参加いただいて、
口蓋裂合同カンファレンスの第1回目を開催しました。

口蓋裂をはじめとする先天疾患を治療するにあたり、他科の知識や考え方を共有することは、非常に重要であると考えています。

第1回目は矯正歯科が担当し、中島先生に口蓋裂に対する一般的な矯正歯科治療の流れについて講演していただきました。

多くの先生方にお集りいただき誠にありがとうございました。

口蓋裂はお子様が生まれる前のご両親の精神的なケアから始まり、患者様が成人するまで非常に長い治療となります。その間には医科、歯科、言語など様々な治療や手術を行う必要があり、患者さんやそのご家族と我々医師が密に連携を取りながら進める必要があります。

今後も中国地方を中心とした先天疾患・口蓋裂治療の中心拠点として口蓋裂センターを中心として良質な医療の提供を行っていきたいと考えています。

先生方におかれましては引き続きご協力のほどよろしくお願いいたします。







2018年8月1日水曜日

医局が歯学部C棟4階に移転しました。お洒落な医局になりました( *´艸`)

2018.5.28医局の移転がありました。約1週間の片づけ作業を終えて、現在はだいぶ落ち着いています(まだ一部完成していません、キッチンが無いとかモニターが無いとか・・・)。場所は以前と同じ歯学部C棟の4階になります(3階は実験室)。設計からここまでの道のりは長かった・・・。

中央にはミーティングができるカウンター。奥に見えるのが教授室です。


中央に走る廊下を取り去り、ワンフロアの設計にしました。すべての医局員が顔を合わす環境は、交流が盛んになり、医局員同士がさらに仲良くなったように思います。教員は半個室、個室を頂いています。立ち上がれば顔が見えるので、呼びに行く手間が減り、仕事の効率も高まりました(笑)


また両サイドから日の光が差し込むため、電気をつけなくてもとても明るくなりました☀


さっそく本年度の新人教育も行われています(4階実習室にて)。


セミナー室はプロジェクターと2台のモニターを完備し、あらゆるセミナーに対応できます。写真はブラインドを降ろしていますが、全面ガラス張りです。


3階は主に実験室となります。以前の医局ほどのスペースを実験室に充てていますので、
今後どのような研究にも対応可能だと思います。



これまで1年以上改装工事のため、旧医科外来の狭いスペースで生活していましたが、ようやく快適な生活が始まりました。

医局員一同集合写真を撮影しました(診療棟屋上庭園にて)。



40名を超える大所帯ですが、医局員一同協力して診療に研究に励みたいと思います。
同門の先生方など、お近くに来られた際にはぜひお立ち寄りください。





p.s. 谷本教授の誕生日会



ホームページ担当:廣瀬 






第61回 中四国矯正歯科学会

H30年7月8日に岡山市岡山大学のJunko Fukutakeホールにて
人の連携、技術の連携が導く新しい矯正歯科治療の役割というテーマで
第61回中四国矯正歯科学会が開催されました。

前々日の大雨により、開催がどうなるか不安なところでしたが、
医局からも多数の人数が参加でき、4名が発表しました。

木村先生が、口唇裂・口蓋裂患者における形態異常歯の統計学的調査というテーマで口演しました。
岩井先生が、下顎骨後方移動術による咽頭気道の形態学的変化に対するCT画像評価についてポスター発表しました。
中谷先生が、矯正治療に伴う歯根吸収と宿主要因の関連性に関する臨床統計調査~ブラキシズムと歯根吸収発現率の調査~についてポスター発表しました。
小泉先生が、1q部分重複症候群の1症例:全身状態を含めた本疾患の特徴についてポスター発表しました。
多くの先生よりご意見をいただき、若い医局員もたくさん勉強できたと思います。


※記事でも触れましたが、7月6日の大雨の被害が大きく、
医局員のご家族や患者さんなど、大勢の方々が未だ不便な生活をされています。
謹んでお見舞い申し上げます。

2018年6月22日金曜日

American academy of dental sleep medicine 27th Annnual Meeting

睡眠時無呼吸にたいする歯科の学会がアメリカのボルチモアで、
6月1日~6月3日までの間で行われました。

講座からは、
睡眠時無呼吸の研究をしている院生(岩井、シンシア)が参加してきました。

ポスター発表を行いました。

また、今年の4月に広島大学で開催されたアングルセミナーにて、
発表に来日されたジェンキンス先生のプライベートクリニックにもお邪魔し、
見学させていただきました。
小さい子が楽しく来院できるような素敵なクリニックでした。

当科では睡眠時無呼吸に対して、
装置を利用した治療を行っております。
患者様で、いびきがひどい、日中も眠気が取れずだるいなどの問題がありましたら、
お気軽にご相談ください。








第28回 日本顎変形症学会 in 大阪

H30年6月14,15日に大阪グランフロントにて、
第28回 日本顎変形症学会が行われ、医局員が参加・発表を行いました。

講座では、山本が”多数歯欠損を伴う高齢下顎前突患者に対して外科的矯正治療を行った1例”について発表いたしました。



















この学会ではポスター発表時、口述の時間が設けられており、
症例について聞きたいことを直接、発表者に伺えるため、非常に勉強になります。


顎変形症治療は、近年は技術の向上により、適応範囲が広くなり、患者も増加してきているように感じています。また、患者さん自身も、顎変形症という病気に対し情報を得た状況で初診来院されることも多く、顎矯正治療の普及を感じます。

今回の顎変形症学会では、治療の予後についてや、治療にる睡眠時無呼吸へのアプローチなど演題も多岐にわたり、顎変形症治療の可能性をさらに感じさせるものでした。


追伸
このブログ記事を書いている日付の2日前に、
大阪で大変大きな地震がありました。
被害も大きいようで、心配です。
被災された方々お見舞い申し上げます。






第42回 日本口蓋裂学会 in 大阪中央公会堂

H30年5月24,25日に大阪市の中央公会堂にて、第42回 日本口蓋裂学会が行われました。

広島大学病院では、H30年1月より唇顎口蓋裂総合成育医療センターを設立し、
口蓋裂患者のさまざまな問題に対して、患者さんに寄り添える医療を行う治療をめざして、また円滑にかつ多面的に治療を行うため、日々研鑽を積んでおります。


本学会は、他大学や他施設の口蓋裂治療について、
その工夫やポイントを伺ういい機会となりました。

はじめて中央公会堂に伺い、歴史的建造物の美しさにも驚き、
たくさん勉強し、語らい、
夜には、関西の同門の先生方の計らいで、
会合がありました。
どの先生も大変ご活躍されており、
とても刺激を受けました。
ありがとうございました。











2018年4月26日木曜日

2018年4月7.8日 広島大学歯科矯正学講座 医局旅行 ~宮島~

2018年4月7.8日 医局の新2年生が企画し、新入医局員の歓迎と医局員の懇親のため毎年恒例の医局旅行が開催されました。
今年度は、歯学部長の加藤教授とシドニー大学のAli先生もご参加いただき、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。

1日目は宮島しゃもじの図案を焼きごてで作成する体験をしたり、もみじ饅頭の体験をしました。


宮島杓子の図案焼き付け体験中

オリジナルの杓子できました!
もみじ饅頭作り体験中

夜には宴会があり、OBの先生である小跡先生、伊藤先生も参加していただき、
毎年恒例の新入医局員による余興も盛況でした。

2日目は宮島観光をし、各々で厳島神社に参拝しました。



今年度は医局開講50周年とともに、新医局への引っ越しなどたくさんの催しが予定されていますが、世界遺産である安芸の宮島に参拝したことで、ご加護がいただけたのではないでしょうか?大所帯の研究科ですが、全員で協力して1年間乗り切れたら良いなあと思います。

企画していただいた先生方および参加していただいた先生方ありがとうございました。


2018.4.9 Ali 先生 特別講義


4/9(月) シドニー大学の矯正科教授であるAli先生をお招きして、特別講義を行いました。
"外傷歯に対するトリートメントマネージメント"について御講演いただきました。


     
 外傷歯は初診時の検査のみでは評価が難しく、実際に矯正治療を開始してから、発見されることもあります。そういった歯に対して、どの様に対処していくのか勉強させていただきました。他に睡眠時無呼吸症候群についての新規治療方法など、多岐にわたる内容で、大変勉強になりました。

 Ali先生には、4/7-8の宮島での医局旅行にもご参加いただき、親睦を深めました。




 M. Ali Darendeliler教授は、矯正治療が生物学的組織や根吸収に及ぼす影響、下顎床副子、顎整形外科、加速矯正、骨の治癒、閉塞性睡眠時無呼吸症候群など総合的な研究および開発に携わっています。オーストラリア歯科矯正学会の功績賞(2008年)、Raymond Begg Award(2012年)シェルドンフリエル記念講演賞などの受賞をされている著名な先生です。

2018年4月19日木曜日

2018.4.16 広島大学でセミナーを開催しました ~Orthodontic Seminar in Hiroshima~

4/16㈪にAngle Society の先生方を広島へお招きし、広島大学でセミナーを開催しました。今回のこの催しは山口和憲先生のコーディネートにより実現しました。

演者の先生方
Steven J Lindauer先生
~How to create, Prevent, and Correct Cant of the Occlusal Plane~

Woods Michael G先生
~Challenging orthodontic myth~

T. Scott Jenkins先生
~The Ups & Downs of Orthodontic Treatment; Managing the Vertical Aspect with Fixed Appliances~

Shin-Jae Lee先生
~Application of Artificial Intelligence in Clinical Orthodontic Practice: An Exciting Horizon~

Richard Scott Conley先生
~Orthognathic Surgery and The 3d Airway: Aid or Hindrance?~

Shroff Bhavna先生
~Management Impacted Canines: Biomechanics and Periodontal Considerations~

広島大学歯科矯正学講座からは木村、角先生が発表しました。













夜の懇親会は、全て山口先生の発案・進行で進められ、日本文化も体験いただき、盛会でした。
神楽の公演

折り鶴体験

世界中の素晴らしい先生方の講演を一度に聞ける非常に貴重な会となり、若手医局員にとっても大変勉強となりました。